さなだんごの旅/真田の人々と歴史/上田藩主館跡

上田にねむる小松姫のもう一つのお墓
芳泉寺
兄・信之の妻 小松姫が眠る場所 信之の菩提寺「芳泉寺」

関ヶ原の戦いと同年に兄・信之が菩提寺と定めた「芳泉寺」。この場所に、兄・信之の最愛の妻であった小松姫の墓があります。戦国の強すぎる武将・本多忠勝の娘であり徳川家康の養女として兄・信之に嫁いだ小松姫。芳泉寺の門には、真田の六文銭と徳川の三つ葉葵の紋を見ることができ、両家の関係を今に伝えています。お墓は高さ約3mの立派な塔身。「元和七年三月廿四日施主信之」と刻まれた石には妻への愛情の深さを感じられます。

小松姫のお墓は他にも全部で4箇所あり、芳泉寺にあるお墓は兄・信之が松代へ移封する際に小松姫の霊屋を松代にある「大英寺」に移すため、芳泉寺には分骨として残したもの。他には、埼玉鴻ノ巣の「勝願寺」と群馬県沼田の「正覚寺」にも分骨があります。戦国の世を強く生きながらも、人々に愛され愛した女性「小松姫」。4箇所のお墓巡りはよりパワーが貰えそうですよね。

芳泉寺/〒386-0027 長野県上田市常磐城3-7-48/Tel.0268-22-1595/駐車場 有/Googlemapを見る

芳泉寺
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