長野県上田氏にある「上田城」から車で約30分の場所に、真田太平記で、敵同士になっても固く結ばれた兄弟の絆を感じるシーンとして描かれた「砥石城」があります。
この城が有名になったのが、天下分け目の関ヶ原の戦いの折。徳川軍は、豊臣側についた真田の城「上田城」の攻め落としにかかりました。この時、真田の支城だった「砥石城」に上田城を守る要として入城していたのが信繁(幸村)です。そこに攻め入ったのは、なんと敵同士となった兄・信之。兄が攻めてくると分かった信繁は、戦わずにあっさりと城を開場。後に、「第二次上田合戦」と呼ばれるこの戦いは、結果として真田軍の勝利に終わりました。
兄の顔を立てるために負けた弟、戦火のすぐ側にいながらも、じっと耐え忍んだ兄の苦悩。様々な思いが詰まった一瞬を見届けた地。
上田城を訪れた際は、ぜひ合わせて観光してくださいね!