さなだんごの旅/真田ゆかりの地を巡る/名胡桃城周辺を巡る

時代に翻弄された悲劇の城 名胡桃城

真田昌幸が武田勝頼の命を受けて1579年に手に入れた「名胡桃城」は、
沼田領を巡る武田家の前線基地としての役目を持っていました。
実際に昌幸はこの城を拠点にして、利根川を挟んだ「沼田城」を沼田氏から奪うことに成功しています。
城主「鈴木主水」の息子で信之の右腕でもあった「鈴木右近」が幼年期を過ごした場所であり、
真田太平記では昌幸の側室「お徳」が、娘「於菊」を生んだ場所でもありました。

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兄・信之の右腕 鈴木右近が育った悲劇の名胡桃城
名胡桃城
苦渋の決断を下した父・昌幸 友・鈴木主水に思いをはせて

名胡桃城の元となった名胡桃館の主「鈴木主水」は、1578年に真田昌幸が沼田へ侵攻した際に臣従し、真之が城として改修した後も城主として守備を任されました。真田太平記にも描かれた二人の信頼関係は、この史実から生まれたのかもしれません。武田家の滅亡後、幾度となく沼田の領土争いを続けていた真田と北条ですが、利根川を挟んだ沼田城を含む2/3を北条、名胡桃城を含む残り1/3を真田が治める条件で豊臣秀吉が仲裁します。

しかし北条は偽の書状で主水を騙し、名胡桃城までもを奪います。主水は奪回を試みますが果たせずに、責任を取って切腹。この名胡桃城事件がきっかっけとなり、和議を反故にした北条を攻めたのが秀吉の小田原征伐です。そして北条の滅亡、豊臣秀吉の天下統一。わずか10年しか使われなかったとは言え、「名胡桃城」は後の歴史を変えるほどの事件の舞台でした。主水の死後、昌幸に引き取られた鈴木主水の息子「右近」も、昌幸の長男「信之」を長年に渡り支え続け信之の死の二日後に殉死するほどの絆で結ばれていました。

名胡桃城/群馬県利根郡みなかみ町下津3462/Tel.0278-62-0793(名胡桃城跡案内所 : 営業時間 9:00〜16:00、定休日 木曜日)/ Googlemapを見る

名胡桃城
名胡桃城
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昌幸が沼田攻めで手にした小川城
小川城
鬱蒼と茂った緑の森に眠る 要所を守る沼田城の支城

もともと沼田氏によって1492年に築かれた「小川城」は、北条の奥利根侵攻により当時の城主「小川可遊斎」が去った後、小川家出身の「北能登守」を城代として真田昌幸が支配。戦国期には名胡桃城と同じく沼田城の支城として用いられました。江戸時代には、信之の孫となる真田信利が沼田藩主となるまでの間、城内に住んでいたとも記録されています。

名胡桃城/みなかみ町月夜野/Tel.0278-62-2275(みなかみ町教育委員会)/ Googlemapを見る

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凍ったスイーツ大とろ牛乳
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